
生活習慣病治療
生活習慣病とは?
生活習慣病とは、日常生活においての「偏った食生活・運動不足・ストレス・喫煙・飲酒」といった不摂生を続けていると起こる病気です。生活習慣病には主に「高血圧・高脂血症・糖尿病」の3つがございます。
高血圧
高血圧とは、正常値(最高血圧135mmHg未満,最低血圧85mmHg未満)を超えてしまうことを指します。高血圧になると体内の血管にストレスを与えてしまい、脳卒中・心筋梗塞・腎不全といった重度の病気を患いやすくなってしまいます。

改善・治療方法
1.減塩と栄養バランスのある食事
2.BMI(体重kg÷身長m÷身長m)25を超えない体重維持
3.日常生活の見直し(禁煙・節酒・運動など)
4.薬剤療法による治療
高脂血症
高脂血症とは「脂質異常症」とも呼ばれ、悪玉(LDL)コレステロール・トリグリセライド(中性脂肪)が許容値を超えた状態、もしくは善玉(HDL)コレステロールが低い状態を指します。動脈硬化と悪玉コレステロールには深い関係性があり、ひどくなると狭心症・心筋梗塞・脳梗塞を起こし、死に至るケースも少なくありません。

改善・治療方法
1.脂質・コレステロールを多く含む食事の制限(揚げ物・卵黄・魚卵・乳製品など)
2.糖質の制限(お菓子 ・ジュース・お酒など)
3.食物繊維(野菜、海藻、きのこなど)またはタンパク質(魚・大豆・ささみなど)の摂取
4.運動・適性体重の維持
5.薬剤療法による治療
糖尿病
糖尿病とは、取り込めきれなくなったブドウ糖が血液中に流れてしまうことで血糖値が上がり、血管障害を及ぼす危険性がある病気です。糖尿病には合併症がよく伴い、「網膜症」・「腎症」・「神経症」の3大合併症を伴います。ひどいと、心筋梗塞・狭心症・脳卒中が起こったり、動脈硬化で血行が悪くなり「壊疽」(組織が破壊される)が起こりやすくなってしまいます。

改善・治療方法
1.適性エネルギーの摂取(適性エネルギー=標準体重×身体活動量)
2.無理ない運動の継続
3.インスリン注射・内服薬による薬剤治療(1型糖尿病・2型糖尿病と治療方法が少し異なります)